■ 裏 酔いどれ女王様・2 ■

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※行間、色々ありすぎー!!(笑)

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「今そこにある危機+11」

テンション↑↑↑

気持ちが顔に出てしまったんだろうか。
俺の変化を目聡く見つけた哲平がふっと苦笑を漏らす。

「ああ、ゴメンやで? 「違う」って、あー…。
そういう意味で言うたんと違うねん」
「意味解らないぞ…? だから、何が「違う」んだよ」
「好きやて言うたのが違う訳でも、
キスしたいのが嘘でも…あらへん。」

なら、「違う」って何が違うんだ。

「だから、順番が違うねん。何て言うかな…。
オレ今日は痩せ我慢する事にしたん。」
「痩せ我慢…? って何を…?」
「えっと…、言うて欲しい?」
「…いや、いい。解った。なんとなく。」

ウインクひとつ飛ばして、やたら嬉しそうに聞いてくる
哲平を直視出来ずに…照れくさくて視線を逸らした。

「と、いう訳で!
今日は段階を踏む事にしたで、恭ちゃん!」
「段階って何だよ…。
お前また急にテンション上がってないか…?」

「折角、女王様直々に『試していい』って
お墨付き貰ろたしな?」
「………っ!」

しまった。
やっぱり俺、間違ってたかもしれない。

※「モテる男は辛いねえ♪ 漢は黙って痩せ我慢!」の
やたら楽しそうな哲平ちゃんが描けたので良し?
「今そこにある危機+12」

「女王様って言うな!」

「恭ちゃん、期待しすぎやって。顔、赤いで?」
「き、期待なんかしてな…!」
「…って言ったら怒るわな、やっぱり」
「解ってんなら言うなっ!」
「せやけど、怒ってる恭ちゃんも美人さんやねもん」
「………ずっと怒っててやろうか?」
「いや、それは勘弁して下さい…」

哲平がまたバカな事言い出すから。
ちょっと照れるのも忘れて…「普段」の俺たちに戻る。

「全く…、女王様には敵わへんなぁ」
「それやめろよ!女王様って言うな!」
「何で? 恭ちゃんはオレの女王様やで?」

そう言いながら… そっと手を取り、軽く口付ける。
”女王様には敬愛のキスを”


※「+7」時点で指ちゅにしよーと思ってたんですが、
手の甲になりましたー。騎士道精神、びば!
「今そこにある危機+13」

おでこ可愛いよ、おでこ

「グリルパルツァーか? 妙な事知ってるなぁ…」
「何やそれ?」
「オーストリアの劇作家だよ。キスする場所には
意味があって「手の上ならば 尊敬のキス、
額の上ならば 友情のキス…」ってやつ。」
「ふ〜ん…。やっぱ恭ちゃんは物知りやな〜。」
「知らずにやってるのか…」
「オレはドラマの真似事やし。
 な、な、おでこは『友情』でええのん?」
「…って言うけどなぁ…。」

それって、キスが挨拶代わりになってる
外国基準の話じゃないだろうか。

「うーん、友情かー」と言いながら髪を撫で、
前髪をかき上げて、早速、額にキスしてくる。

「オレは別にええとして…。
例えば3号とかが恭ちゃんの可愛ぇおでこに
ちゅーとかしてたらめっちゃ嫌やんな…?」
「…何の例え話をしてるんだ…」
「せやから、友情の話。それでも嫌やなあ〜…、
他の誰にも触らせとうないなあ…」

だから、何言ってるんだお前は…っ!

「あ、心配せんでもオレらは大親友やから平気やで!
 オレにはいっぱいちゅーしてくれてもええよ?」
「しないよ!」
「ちぇ〜」

※立ち位置間違えた…_| ̄|○
「今そこにある危機+14」

頬よりは瞼を描きたかったんだけど…↑上の構図とカブったー(;´д`)<没絵1枚追加っ!

「しゃあないなぁ…。
恭ちゃんがしてくれへんでもオレはする。
友情やー、コレは友情やでー、友情なんやでー。」

言い訳じみたように、何度も繰り返す言葉に苦笑する。

「…大親友だもんな?」
「おう!」

もう一度、額に口付けて…
そのまま閉じた瞼と頬にキスを一つずつ。

「ああ…、『憧憬』と『厚意』だな」
「ん…?」
「瞼と頬のキスの意味。」
「んー…、ああ、グルメなおっさんか。」

『グ』しか合ってないぞ、って言ったら
どうでもええやん、そんなおっさんの名前〜!と
切り返された。

※てっぺーGP1000越え有難うございます…!?
MGP進んでないから裏を連日更新だっ!
「今そこにある危機+15」

そんな事言うたら誘ってくれてんのかな、って思てしまうやん?

「なぁなぁ、他にもあるん? キスの場所の意味て。」
「他? そうだなあ…。えっと確か…
『唇が愛情で、掌の上が懇願。腕と首なら欲望。
さてそのほかは、みな狂気の沙汰。』…だったかな。」
「ふ〜ん…」

言ってしまってからふと気付く。
お前のその……嬉しそうな表情に。

「………なんで笑ってるんだ?」
「恭ちゃんは…それ、やっぱ天然やんな。」
「……天然?」
「ん。無自覚にオレを煽ってくるやん。」
「煽ってないよ!」
「じゃあ、誘ってる?」
「だから、誘ってないって…!」
「えっとー、ほな、期待してくれてるんやんな?」
「違うって言って……ん…っ……!」

抗議の言葉は途中で遮られた。

※真面目に説明…は天然ですね(笑)
何かムキになってるし。哲平、めっちゃ嬉しそうだし。
「今そこにある危機+16」

迷いまくった挙句、「セーフやんな?」の顔にしたょ。→没絵大量生産_| ̄|○

「あ、しもた…」
「こら…っ! いきなり何するんだ!」
「あかんわー。
『愛情のキス』は最後まで取っとくつもりやったのに」

「…さっき、ガマンするって言ってなかったか…?」
「恭ちゃんがあんまり可愛ぇから、つい…。」
「『つい』じゃない!」
「あ、でも本気のちゅうやないしセーフやんな?」
「何がだよ!」

「オレの『本気』はちょっと凄いで?」

ニヤニヤ笑いながら耳元でそう言い放つ。
お前、なんでそう自信満々なんだ…。

※セーフなのか、それは(笑)
恭ちゃん照れ怒り。

「今そこにある危機+17」

揚げ足取りとも言う

「もういい! 今日はココまで!」
「え〜〜〜?」

不満そうに口を尖らす。

「だってお前「ガマンする」とか言ってしないし。」
「それは恭ちゃんがオレの理性を
ふっ飛ばしてくれるから〜。」
「俺の所為かよ…。」

呆れながらそう呟くと、
つい、と顔を近付けて来て悪戯っぽく笑った。

「な、聞いてええ? 「今日『は』ココまで」…か?」
「………っ!」

明日ならもっと沢山キスしてもええの?
明後日なら、もっと触れてもええの?

艶っぽい目がそう言ってた。

※哲平ちゃんが揚げ足取ってるというか、恭ちゃんが
無防備すぎるというか…(笑)<両方やね。
「今そこにある危機+18」

ビクッてなります

哲平!指!指!(笑)

「でもまあ、「明日赦される」ってコトは、
んー…、「別に今日でも一緒」ってコトやんな?」
「お前………どんな思考回路してるんだ……」
「見たい? オレの中は恭ちゃんで一杯やけど。」
「……。」

思わず、絶句する。

「あ、恭ちゃんの中身もオレで一杯?」
「そんな訳ないだろ!」
「ちぇー。つれないなぁ…」

と、言いながら腕を回してくる。
懲りてないな、こいつは。

「オレはもう…とっくに虜になってるのに。」

ふいに低く囁かれる、声。
耳にかかる吐息が…くすぐったくて

「…ぁっ…」

俺の意思に反して…躯が跳ねた。


※あ。しまった。
もっとテキスト長いかと思ってたのに(笑)
表情2パターン作ったんですがこれは
どっちでも良いねーって事で両方採用<えー

まちがいさがしでもして遊んだり…え?ダメ?

また今回も告知ナシでゲリラ更新です…。
先にこっち全部終わらせようかなぁとか
思い始めました<テキスト打ちは全部終わってるし;
「今そこにある危機+19」

え…えっちな事をしてるよーに見える…(笑)<えっちな事してんだろ


自分の声に驚いて。慌てて…口元を押さえる。
仕方無いじゃないか。
俺の意思とは無関係なんだよ。
こんな声…出したくて出してる訳じゃ…!

「………っく……、ぁっ…!」

耳元に口付けて、甘噛みして。

「耳…弱いな、恭ちゃん」
「……っ……、もう、止め…」
「嫌や」

ピクン、と勝手に反応する躯。
恥ずかしくて…目をぎゅっと閉じて口元を覆って。

「ガマンせんでもええのに…」
「………や………!」
「恭ちゃんの可愛ぇ声…もっと聞きたいのになぁ…。」
「…や…だよ……っ!」
「こんなに、オレのキスに反応してくれてんのに?」
「んんっ……嫌…だっ…」


ふう、と一つ溜め息ついて…哲平が離れる。
「……嫌…か…。ちょっとオレ自信無くすなあ…。」

ウソつけ。


※えっと…恭ちゃんは色んなトコが弱すぎなんじゃ
ないかなーと思いながらですね(笑)
「今そこにある危機+20」

照れ女王様

愛しさと凶暴さの狭間で

信用は失いとぅないけど…安心はして貰ろたら困るしな?

てっぺー!舌!舌!

「折角やし、グのおっさんが言うてた「懇願のキス」で
お願いしてもええねんけど」

ついに一文字になったな…、と変な所で苦笑する。

「恭ちゃんが嫌がるんやったらあかんなぁ…」
「当たり前だろっ!
『懇願』も『欲望』も『狂気』も全部ダメだっ!」
「……『愛情』は?」
「さっきしたじゃないか…っ!」
「オレの愛はこんなもんじゃ全然足らへんもん」
「………っ!」

そんな事…さらっと言うな…!

「でも、キスの場所に意味があるて言うけどな?
…よう考えたらそんなんオレにとってはどうでもええ
事やんな…。どうせ恭ちゃんの全部にキスするし。」
「……っ! するなよ! ガマンするって言っただろ!」

全然、我慢なんかしてない気もするけど。

「オッケー、わかった。もうせぇへん。」
「解ったら……え?」

突然、あっさり引いた哲平に拍子抜けする。
いや、引いてくれた方が有り難いんだけど。

「でも、嫌やて言われたままやとオレのガラスのハートは
粉々に砕けそうやし。」

誰のハートがガラス製だって?

「な、もう一回だけ…キスしてええ?」

……真剣に見つめてくる瞳に。
仕方が無いから、溜め息を一つついて
折れてやる事にした。

「……解った。一回だけだぞ? 余計な事するなよ?
 ヘンなとこ触るのも無しだからな?」
「何やそれ。信用無いんかなあ、オレ…」
「信用してるけど、油断ならないんだよ、お前はっ!」
「わはははは!」

何がそんなに嬉しいのか解らないけど。
凄く楽しそうに笑う。


「まあええわ。ほな、『愛情』のキス一回な?」

背中に腕を回して

「……ん。」

髪を愛しそうに撫でて

「余計なコトは一切せぇへんけど…」

艶のある瞳で見つめて

「…けど?」

低く囁く声で俺を酔わす。

「さっき言うたやろ? 愛情たっぷりのオレの『本気』は
ちょっと凄いで? 覚悟してな? 恭ちゃん

「覚悟って……え? ……え?
  …………あっ、ああ…ンっ…!!」


それは…脳天まで痺れるようなキスだった。


※3パターンにしようと思ったら4パターンも
描いてしまった…(アホん!)
一番下の哲平さんが悪い顔してるなあ…(笑)

(;´д`)<やっと表に帰れるよ!


【あとがき】
2005.11.20 UP

いや〜…、ノリと勢いで始めた「裏酔いどれ女王様」もこれで終わりです。
ちゅうしかしてないとか言うな! ちゅうしすぎとか言うなーっ!わーん!!(笑)
あと、サイズが300×300pxで統一してるので、顔だけな絵ばっかりになってますが;
まあその辺は…要精進ですねー。 

しかし…よ、良かったねっ! 表に帰れて良かったねっ!!
っていうか、途中で違う話になってるのを強引に戻してるというか(笑)
途中でコレ洒落になんないっすよー!どうすんの、私ー!!とか思ってました。エヘ!

あと、哲恭がイチャイチャしているすぐ隣、「紳士の中に威いるんじゃ?」とか
考えてはいけません! 怖いから!!<そんな理由かい

という訳で、ラヴラヴえちーのを真面目にストーリー形式にするのって
実は初めてなんじゃないかな、私?、という事に思い至った
ごぢうりがお送り致しましたっ! 楽しんで戴ければ幸いです♪

では、次の『裏』は 「裏MGP・アナザーワールド」で!<え? 本当にやるんかい?(笑)

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