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『涙代わりの雨』

梅雨…と云えば、雨に濡れる恭ちゃんが描きたくなったのです。

「…泣いてる訳じゃない。雨の所為、だよ」
「…恭ちゃん嘘吐くの下手なん、自分で解っとる癖に」

そして雨に濡れてる恭ちゃんの隣には哲平ちゃんを居させてあげたかった


「一人で泣くんやないて…言うたやろ?」

「……てっぺ」



「こんなに…濡れて冷え切ってしもて」

「…お前だって、ずぶ濡れじゃないか」


斜に降り注ぐ雨粒も、煩い程の雨の音も、

「オレの事はええて。それよりも、
お前が独りで泣いてるっちゅう事の方が問題やろ」

「…だから、泣いてな…」

「オレの前でくらい、無理せんといてくれ」



「こんなに寒くて痛くて震えとるのに」

「……ごめん」



二人で居れば、きっと…。



俺が。

無理に嘘吐いても、簡単に見破られてしまうから。



閉じ込めて押さえつけて、それでも溢れる涙は
きっとお前が隣に居てくれるから。



「恭介」


「……ん」


其処には。

ただ、雨音だけがしていた──────。





※オチも何も無いままおわる。
ぅあ〜〜〜〜。7月になっちゃった。

【2007.07.02UP】

そして再録作業が遅れ撒くって
既に9月。梅雨はどうした;;;;

【2007.09.08再録】




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