「…だから、何で俺がこんな格好…」
「まあまあ、そう落ち込まんでも。恭ちゃんは
ホンマ何着せても似合うし…ええやん?」
「………嬉しくないって………」
「えー? 『美人はお得やねv』って言うてんのに」
「色々間違ってるだろ、それ。
…はああ……。もう、疲れた。」
「憂いを帯びた表情もそそるけどなー…て、
ゴメンナサイ、もう言いません!」
「何を怯えてるんだよ、哲平?」
「やって、恭ちゃんが睨むから〜!
美人が怒ると迫力あって怖いんやて!
せやけど、ねーさんらがまだ何か
『恭ちゃんで遊ぶ』て言うてたから、
勝手に着替えたらアカンらしいで?」
「……………うううー」
「いや、そんなうるうるした瞳で見つめられても。
仕方無いなあ…。まだ準備するまで待っとけ言われてるから
ねーさんら呼びに来るまでちょっと横になっとくか?」
「……ん」
「……って! こ、こら、哲平!
何…して、……あっ」
「この服長いし…。ココやったら跡付けても
見つからへんやろ…?」
「そういう問題じゃない…、だろ、馬鹿っ!!」
誰も来ない間に悪戯しちゃおー。
恭ちゃんは気が気じゃありませんけどね(笑)
【2008.10.02UP】
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