■ 『裏頭巾ちゃん』おまけ・まっぱ ■


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ギリギリな感じで!(笑)

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『裏頭巾ちゃん』 ひみつのおまけ・その5


「………はぁっ、はぁ…ぁ、ん……っっ」

二人の間を遮る物は、全部取っ払ってしもうて

「て…、てっぺ……っ、ぁあ…!」

オレの可愛ぇ赤頭巾ちゃんを力強く抱き締める


「続けて、さんかいせーん!」

「……ちょ、ちょっと…哲平…、
……はぁ……あっ、……あぁ…っ!」

「ん……何? 3回じゃ足りひん…?」

「……ば、ばかっ! 誰もそんな事言って無い…、だろっ!
ちょっと待て…って、やっ、ああああ…っっ」

「あかんて、恭ちゃん…!
耳許でそんな色っぽい声出されたら…
止まらへん様になるやんか…」

「……や……ぁっ、ち、違…っ、
誰が色っ…く、無……! も、もう…や…ッ」

「……っ、無理やて…っ!
これだけ煽られて…
止められる訳、あらへんやろ…?」

「て、てっぺ……っ、ああ…っ!」






「……ごめんな、恭ちゃん……、
大丈夫か…?」


隣で小さい呼吸を繰り返して息を整えながら…、
気怠そうに身体を横たえてる
恭介の…、柔らかい髪を撫でると


「……大丈夫じゃ、ない……けど……」


まだ潤んどる瞳をこちらに向けて
頬を赤らめながら…、オレの事睨んでくる。


「謝るなよ、……バカ」


「ほんまは、な…。
お前と一緒に居るだけでも…ええねん。
せやけど、隣に…居たらやっぱり
抱きしめとうなるし、…キスもしたなるし…」

「………ん……」


そう言いながら、腕の中に抱き寄せて
頬に軽く口付ける



「全部、オレのもんにしとう…なるし…」


瞳を合わせて


「……俺は、物じゃない…ぞ…?」



募る愛しさも言葉に変えて
全部、伝えたい


「そういう…つもりや無いねんけど……、っ」

「知ってるよ…。お前が…、そういう意味で
言ってるんじゃないってコトくらい」


ふっと表情が優しく緩んで


「恭ちゃ…」

「だから」






「ちゃんと、自分の意思でココ…に……、
お前の…隣に居る、から…」



紡がれた言葉に、心臓が跳ねた



「恭…介…っ」


堪らなくなって──────


「『おーかみさん、おーかみさん』」


堪らなく、愛しくなって────


「『狼さんのお口は何故そんなに大きいの?』」




「『可愛ぇ赤頭巾ちゃんを、食べちゃうから』、やろ?」



腕の中の赤頭巾ちゃんを抱き締めて


甘く、深いキスで口唇を塞いだ──────


END



おまけのおまけ

これにて『裏頭巾ちゃん』は全て終了です〜。
裏頭巾ちゃんは頭巾全く被ってないけど(笑)

ホントにお疲れ様でした(笑)

【2006.05.10UP】

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